はじめまして!
もしくはご無沙汰しております。
ナリワイ遊撃農家の伊藤洋志であります。
弊園は、古くて新しい農家でして、本職の農家さんと連携して繁忙期に助っ人として収穫に出向きながら、行商も行う遊撃的農家です。
まずは自己紹介を!われらは土地を持たないフリーランス農家です。
日本にもかつて各地の稲刈り田植えに合わせて北上していく助っ人的な農家がいたそうです。
遊撃的農家とはこれに、行商などの要素を組み合わせたタイプの農家です。
平時は別の仕事をしていますが、繁忙期に畑に仕事にいきます。少しずつですが収穫作業も年々熟達しております。
そして本ページは、旬が8月中下旬の山形の桃が注文ページです。畑で採ったのものをただちに箱詰めし発送します。
事の始まりは、2016年。夏休みでのんびりしておりましたら、
6月にさくらんぼで遊撃している山形県は東根市の農家、植松さんから電話がかかってきまして
「桃もやってみないか」(実際は山形弁で意訳)
と相談がありました。
私の世代は「封神演義」(漫画)が連載されていたのもあり
桃といえば仙人というイメージがありまして
単なる食べ物以上に仙人にあやかる気持ちで取り組むことにしました。
中国伝統医学では果物では珍しく桃は体を温める性質の位置付けにあるそうです。
夏は暑い季節ではありますが、冷房で体は冷えることもあるのでいいかもしれれません。
効能としては、血行を促進する、(肌や腸の)乾きを潤すといったものが言い伝えられているそうであります。
種は桃仁という漢方薬として使われ、生葉を煮て桃湯にして入る風習もあります。
葉に含まれるタンニンが消炎、解熱に効果があるので理にかなっている夏の習慣と言えそうです。
と、色々健康に良さそうな逸話の多いの桃ですが、薬ではありませんので好きな方が楽しみとして食べていただければ幸いです。
同じ果物といっても品質基準で大きく変わります。
弊園の場合は、見た目よりも中身を重視します。
たとえば枝が当たったところが凹んで成長したというようなものは、
傷みではないのに大きくて中身はエース級でも規格外になりますが弊園では採用します。
生産環境についてお知らせしますと、山形県は桃の生産量は全国で5番目、寒暖差があり桃には向いている土地です。
東北ながら盆地のため山から暖かく乾いた気流が下りてくるフェーン現象が起きやすく
かつての日本の最高気温記録保持地域でもあります。
※1933年7月25日に記録した40.8℃
この寒暖差がある気候条件が、桃の糖度を高めるのに向いている次第です。
といっても砂糖水みたいな甘さにはなりません。
山形は、硬いほうが好みの方が多いので収穫当初はやや硬めです。
皮をゴシゴシ洗ってうぶ毛をとってリンゴのように皮ごとガシガシかじる、といった食べ方もできます。
もう少し柔らかいほうが好きな方は2、3日置けば追熟されて柔らかくなります。
箱買いの醍醐味は、届いた当初から味が変わるので自分の好みを探すことができるというところでしょうか。
今回、遊撃する植松さん親子の園地は、お父さんは自ら他県に行商に行ったり様々な工夫をされて今尚現役で新しい作物を準備していたり、息子さんも若手なので引退する方から畑を頼まれるなど実にアクティブです。
果物の育ちの決め手は、土もそうですが剪定も重要です。
やはり、葉っぱがたくさん光合成でき、かつ風通しをよくして、樹が健康に育つように枝を切ったり葉っぱを適宜取ったりします。
さらに、実はたくさんなるんですが、
その中から有望なものだけを残す摘果という作業を経て、無事に食べる桃が収穫されるという次第です。
その、枝の剪定ですがなんと農閑期には遠出して名人のところに研修に行ったりしているそうで、研究に余念がありません。
桃については、硬いときは小さく刻んでヨーグルトに入れて食べる、
柔らかくなればそのまま食べるもよし、モッツァレラチーズと合わせて食べるなど一回ぐらいやってみたいところでしょうか。
種類は白桃と黄桃があります。
昔は、弾力がある黄桃が缶詰向きだったのですが、最近はそのまま食べる品種になってきまして、
あえて言うと黄桃は、マンゴーのような香りとも言われます。
時期が遅くまで収穫できるのが黄桃なので、8月おわりに食べたいなら黄桃という使い分けもできます。
大きさは手頃な中玉サイズ(220g-310gぐらい)中心です、ご注文お待ちしております。
5kg箱は2キロ箱2つ分の値段で1キロ分増量とかなりお得であります。
【2キロ】(約6-8玉)…4030円
【5キロ】(約12-20玉)…9000円
【2キロ】(約6-8玉)…4030円
【5キロ】(約12-20玉)…9000円
※5kg箱はお得
(※到着して1週間ぐらいで柔らかくなり、いわゆる食べごろになりますが硬めもおすすめ)
白桃:出荷8月中旬以降から8月末ごろまで
黄桃:出荷8月中旬以降から8月末ごろまで
一次〆切は8月25日、二次〆切は9月7日頃(なくなり次第終了)
配送料は990円で全国一律。
※沖縄県、離島のみ送料1400円になります。
そのまま食べるもよし、料理に使い込むのもよしで色々試してもらえると嬉しいです。
収穫が終わったら終了、また来年会いましょう!
以下のフォームをご記入の上、注文送信ボタンをクリックしてください。