タイ・アカ族のみなさん

【 タイ武者修行!】 ─ 竹・料理・採集・工芸の山の暮らし特訓! ─

昨年再始動し今年は第8期開催です。現地集合です。2026年5月1日(金)チェンライ集合、5月5日(火・祝)チェンライ解散。お知らせを希望する方もフォームからエントリーください。
今年は竹の軽建築・料理・採集・工芸の特訓編です。

第3期で建てた山岳民族アカ族の竹の家
第3期で建てた山岳民族アカ族の竹の家
今回建てるのと同サイズの家
このサイズの小屋は1-2日間で立ち上がる
タイ武者修行は、“衣食住”がテーマのタイ北部・チェンライ県ユースック村を拠点にした企画です。
そこに住む少数民族(アカ族)のひとたちと知っていることやできることを共有・交換しながら
無理や負担のない暮らし方を探っていきます。

2014年から全7回、アカ族の竹の建築を一棟丸ごと建てるという大掛かりな企画で開催してきましたが、今年は方向を変えます。
身体サイズの竹のベンチ・ひさし屋根などの軽建築から、手のひらサイズのカゴ編み・竹コップ作り・竹を使った調理法など、竹の技術と、焼畑農法や狩猟採集・発酵技術も組み合わせた薪料理によるアカ族の料理の二本柱で開催します。

薪で調理
薪で調理し、煙が茅屋根の防腐にもなる
無塩乳酸菌発酵ホパチェ
世界的にも珍しい無塩乳酸菌発酵保存食のホパチェ
アカ族の納豆
アカ族の納豆は乾燥保存、調味料的に使います
バンブープランタ
高床式の竹のプランタもパッと自作できる

帰国後に、どこかのイベントでアカ族料理の出店をすることが目標です(できれば竹の食器類で提供できれば最高ですが習得次第)。タイといえばタイ料理というイメージはもちろんなのですが、アカ族の料理を日本でもお披露目できるようになることを目指します。

あわよくば「アカ族の食卓 ─ 野山をめぐる薪料理(仮)」のZINEを希望者で製作したいと思っております。

日本に帰国したメンバーはアカ族の鉈を入手し、日本でもアカバンブーハウスを試作しています。
興味のある方は行って終わりではなく、身につけた技を日本で活かす場を作っていきましょう。

屋根の上からの眺め
自分で建てた家の屋根から景色を眺める(第2期)
ひんやりした竹の床での昼寝は最高でした
ひんやりした竹の床での昼寝は最高でした(第1期)


もう一つの食文化探求チームは、日常の暮らしを探求します。アカ族の料理を作ったり、山の畑に入って野菜を収穫するほか、状況次第でミツバチを探したり川で釣りをしたりもします。
数名の村人がサポートでつきますが、彼らの動きを観察して、食文化について探求していくのが
それも武者修行の一環です。畑と言っても日本とは様子が違います。

習得の基本は手元をよく見ること
習得の基本は手元をよく見ること
確認してもらいながら作業を進めます
確認してもらいながら作業を進めます

これまでの実感ですが、共同で作業すると、意外と言葉が不十分でもコミュニケーションできる!
そこも面白いです。

村人とメンバーが入り混じっての作業
村人とメンバーが入り混じっての作業
おさらいしながら自分たちだけでも建てる!
おさらいしながら自分たちだけでもやる!


―ユースックはこんな村ー

今回は、別の村で開催しますが、第1期からお世話になっている私たちのホームとも言えるユースック村は、タイ北部、チェンマイ県のさらに北、ラオスとの国境にあるアカ族の村です。
「ユースック」とは「幸せに暮らす」という意味で、村の人口は約500人、78世帯が住んでいます。

ユースックはこんな村
観光客は皆無です
人懐っこい子供たち
人懐っこい子供たち


ユースック村などアカ族の村へはチェンラーイ市街地から車で3時間ほど。
山で焼畑をして陸稲を育てたり、豚を育てて自給的に暮らしています。観光客は皆無です。
第1-2期で屋敷・小屋・東屋の3棟を建て、4期で屋敷をリビルド、5期で新たにテラスハウスを建てて、鍛冶場では鉈もつくりました。
かつては精霊信仰だったユースック村、家が完成した時には民族衣装で儀式のダンスを披露してくれました!
色鮮やかな飾りと銀細工の装飾が多いアカ族の衣装は、焚き火に映えます。
伝統文化を体感する機会は村人でも少なくなってきているので、この企画は文化を見直す 一つのきっかけになればいいなと思っています。

そもそもなぜユースック村なのか?(発案者のメッセージ)

はじめまして!タイ武者修行の発案者の小泉清香と申します。
旅行、留学、そして就職と、20代の7年間をタイで過ごしました。
その後、日本に帰国しタイ語を使う仕事で就職、今はフリーランスでタイ語の翻訳をしています。
日本もいろんな刺激があってスピード感もあって好きなのですが、仕事が忙しくなったりすると、
「仕事のストレスを仕事で得た収入で解消しているなあと」思ったりします。
そんなときたびたびタイの暮らし方の無理の無さ、自然さを思い出します。
それを皆さんに体感してもらおうと企画して8期目になりました。
例えば、家。日本の家は高すぎる、とはよく言われることです。
30年ぐらいのローンを組んで自分の代だけ使う家を新築します。
その間は、あまり気が休まりそうにありません。
ところが、タイの山岳民族の村では違います。

「人が住む空間は、顔見知りが寄り合って作ることができる」
というのです。つまり、村人が協力し合って材料を集めて建ててしまうのです。
日本と違って、竹を中心に軽くて丈夫な自然の素材をうまく使って建てるので作業が早い!
日本でも夏の間のサマーハウスならかなり快適そうです。(冬は厳しいでしょうけど)
そして完成後には、
「タイのあの村には自分たちで建てた家がある、あそこに行けば住む場所はある」
という感覚をみなさんと分かち合えたら、と思います。

“住”での例を挙げましたが、そういったことを、この企画では自分の手と体を使って経験します。
家に関して言えば、経験者が多くなってきたので、日本でも復習をかねて建てる機会がつくろうと
と考えています。皆で建てた竹の高床式住居で昼寝できるような避暑地がつくれたら面白い!

現地パートナーのアソーさん
現地パートナーのアソーさん

―村出身で日本語を学んだNGO勤務後独立したアソーさん曰く―

伝統的なアカ族の家は、壁と床は竹、屋根は茅(かや)でできています。窓はありません。
簡素な造りのため工期は短く、本当に数日から長くて10日ほどで家が建つといいます。

家の中にはいろりがあり、
おこした火で竹や茅をいぶして家を丈夫に保つという実用的な効果のほか
家族の団らんの場という文化的な役目も担っています。

ところが、村を歩いていると、トタン屋根の家屋も目立ちます。
聞けば、「安くて修理が簡単だ」という理由で、最近は屋根をトタンにすることが多いのだそう。
すると、空気が外に抜けないので いろりは中に作れず外付けになります。

結果として、家族で過ごす時間の流れ方に変化が生じます。
そうなんです、屋根を変えると囲炉裏が変わる、そして人間関係が変わってしまうのです。

「アカ族の文化が消えていくのが心配だ」
とアソーさんは言います。

また、少しでも農作物を高く売るために見栄えを良くしようと
畑の土にこれまで使うことのなかった化学肥料、農薬を使うためか
アレルギーなど、以前はなかった病気がでてきているという話も聞きました。

「ほんのすこし高く売れた分の収入が、病院代に消えていく」という言葉を聞いて
「ストレスを溜めて貯めたお金でストレスを発散している」という
わたしが日本で感じていたことと同じことが、ここでも起こっているんだ、とハッとしました。

アソーさんは言いました。
「ぼくのお父さんは、アカ族の家を建てられる最後の世代になるかもしれない」

これを聞いて立ち上がらないわけにはいかない!
この企画に対する種火にしっかりと火が付いた瞬間でした。

タイでは、法律により外国人が土地を所有することができません。
土地をどうするか、家を建てるにあたって、これは大きな障壁でしたが
アソーさんが自分の土地を提供してくれたことにより、この企画が現実のものとなりました。

「今を変えるには、将来のことを考えないといけない。
そして先のことを見るには、自分たちの伝統を知らなければならない」
が持論のアソーさんも、この企画に大きな可能性を感じています。

外国人が、村での暮らしをそのまま楽しみながら過ごす光景は
村の人たちの目にはどのように映るのでしょうか。
彼らと率直な意見を取り交わすことも、今回の武者修行の大きな目的のひとつです。

トタン屋根
トタン屋根への葺き替えが目立つ
アソーさんの実家のいろり
アソーさんの実家のいろり
伝統衣装を着た子供
民族衣装姿も日常ではだんだん見られなくなってきています
ナタ使いの名手
村のお年寄りは皆ナタ使いの名手


―【武者修行第8期の日程】―


※村ではホームステイの予定、シャワーがありますがお湯は出ないことが多い。

武者修行ということで、できるだけ荷物を少なく機動性を高めることをお勧めします。

チェンライ・ユースック村編

ユースック村では、村や山や畑で村人たちとともに過ごしながら、
彼らのリズムや知恵や技に、間近に見て触れて吸収していきます。

竹とりの様子
山にも入ります
蜂の巣
蜂の巣を探して、天然のハチミツ採集
アカ族に伝わる納豆の作り方。発酵させた大豆を叩いて、葉に貼り付けて乾燥させて作ります。

納豆1
豆を蒸して葉に包んで納豆にしたらナタで叩き…
納豆2
葉に挟んで乾燥させて保存します

―アカ族の食卓の特徴―

アカ族は、一説にはチベット高原から移動して現在、雲南省、ラオス、ミャンマー、タイの国境山岳地帯に住んでいて、独自の農法、食文化があります。
特徴をざっとあげるとこういうものがあります。タイ料理とはかなり違いますし、お米もタイ米とは異なりアカ族の品種とのことです。


獲物
罠にかかった獲物を調理
畑へ
村のおばあちゃんと畑へ野菜取り

最終日には、お世話になった村の人たちを招いてパーティーをする予定です。
宴の乾杯は地酒であるラオカーオで!

アカ族の食事
少数民族の中でも食文化が豊かだと言われるアカ族の食事
昼寝
食休みに竹の床で寝転がれるのは気持ちがいいです
マンゴーざんまい
マンゴーや木生りのバナナなどのフルーツも豊富
便利なナタ
家造りから料理まで大活躍のナタ
―他にこんなこともー

滞在中は、こんなことも計画しています。

山に朝日を見に行く

朝日
山岳民族といえば山です。ラオスとの国境をまたぐ、標高1,600メートルのプーチーファーという山があります。
雲海が見えるかも! ユースック村からは車で30分で行けます。

竹ごはん

竹ごはん
竹筒にお米を詰めて炊いたご飯やスープでの昼食。コップやおはしも手作りの竹製。
竹の汎用性の高さに驚かされます。

ランタン飛ばし

ランタン飛ばし
武者修行の安全を祈ってタイ仏教由来の送り火をすることも。

アカ族の伝統音楽

アカ族伝統音楽
演奏できる人が減ってきている伝統楽器。 第一期の宴会ではアカ族の伝統音楽を披露してくれました。

星空を見る

乾期で空気が澄んでいるため、星がきれいに見える時期。
村の方におすすめの場所を聞いて寝転んで星を眺めたいですね。
余暇時間に何をするかは、状況や参加者のみなさんが何に興味があるかによって臨機応変に決めていきます。

―プロジェクトのはじまりとこれから―

このプロジェクトは、何度も村に通って村の人たちと信頼を築きながら作っていきました。
その結果、

など、村が抱える問題も相談されるようになりました。
参加者の皆さんも交え、村人と忌憚ない意見を交換しながら、
村人が楽しく、よりよく暮らしていけるよう、息長く関わっていきたいと思っています。

会議の様子
このプロジェクトのはじまりの会議の様子です。何度も村を訪ねて話し合いをしました。
学校で先生経験
村の学校のゲスト講師もしてきました。

チェンラーイの街探索

その国を知るには農村と街の両方を見ておきたいところ。チェンラーイの街探索も予定しています。
こんなことができるかも

ちなみに、武者修行なので、どうしても!という方がいたら現地解散で前泊や延泊するのも可能です。

―続編企画―

このアカ族の伝統家屋を建てるタイ武者修行がはじめとなって、色々なことを計画しています。
別棟となるトイレを土で作る計画や、竹で家具を作る計画、
さらに隣の畑で野菜やコーヒー豆を有機栽培する計画など、
いろいろな計画を構想しています。
いずれにしてもよい形で文化や村を継承していく一助になるように
継続的に関わっていけたらと考えています。
参加者の皆さんもそのメンバーです。
滞在中、構想や実現したいことが出てきたらぜひ提案してみてください。


最後に
いろいろな切り口のある企画なので、興味の方向がさまざまな人たちに集まってもらえるといなと思っています。
同じ釜の飯を食べ、一緒に家を一軒建てた経験を共有する仲間ができたら、力になります。

一期生のなかで、日本で竹の家を建てる計画が進んでいて、ついに候補地が見つかりました。
仕事を休めるか分からない段階でもOKです、行きたい!と思われたらひとまずエントリーしてみてください。
キャンセル代が発生しにくいタイミングで飛行機を確保します。

最後にこれまでの様子をご覧ください!

ハンモックで昼寝
ハンモックで昼寝
竹細工を習う
料理や竹細工を習う
珍味
村の珍味に挑戦!
ナタ作り
ナタ職人に弟子入りした強者も!
子供と遊ぶ
子供と遊ぶ
コーヒー
村で採れたコーヒーを炒って淹れました
興味や目的によって、いかような楽しみ方もできる武者修行企画です。
今回はどんなメンバーが集まるのか、武者のエントリーをお待ちしています。
それでは、お目にかかれるのを楽しみにしています!


本プロジェクトを構想しはじめた頃の創設者小泉さん(現顧問)
創設者

【第8期企画概要】

「タイ武者修行」於 チェンライ県(タイ王国)
《日 程 》2026年5月1日(金)朝チェンライ集合 ~ 5月5日(火・祝)チェンライ解散 ※4/30夕方集合も可
《費 用》現地参加費138,000円(税込)※4/30夕方または5/1朝、現地チェンライにて集合
※4月30日の滞在希望の場所はこちらで用意します。 ※23歳以下割引あり
《定 員》 10名 ※定員超過の場合は早めに締め切ることもあります。
《応募〆切り》 一次〆切4月1日…それ以後は空きが確保できれば参加可能。
※応募多数の場合は45歳以下優先の上で選考します。

(食材費/現地通訳/講習費/村宿泊代/村での食事朝昼夕三食/体験費用/現地移動費/事前調査費用含む)
※バンブーハウス一棟建築企画より46,000円ほど費用を低減しました。 ※日本から参加の方はご自身でチケットを準備する必要がありますが、希望があれば推奨ルートのチケット代行手配を案内します。 ※村以外での飲食代が別途必要になります。日本人は30日間の滞在まではビザ不要です。

【キャンセルについて】

※出発の2週間前までキャンセル可能なので行けるかわからない段階でもエントリーください。

─ 第8期申し込みフォーム | お申し込みはこちら ─

第8期に参加希望の方は以下のフォームをご記入の上、申し込みボタンをクリックしてください。

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【タイ武者修行】

企画運営=伊藤洋志(ナリワイ・武者修行プロジェクト) 顧問=小泉清香

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