【 大粒梅で梅シロップ・梅酒と梅干しを漬けよう!】 ─ ナリワイ遊撃農家 ─

梅を収穫するナリワイ・伊藤

2023年の梅は6月25日に終了しました!来年は5月30日から6月中旬まで出荷見込みです。お早めの注文を!
今年は梅仕事の本「きょうの塩梅 -Easygoing Umeshigoto-」が出ました!

はじめまして!
またはご無沙汰しております。 ナリワイ遊撃梅農家のイトウです。
収穫時期にサポート農家として収穫し行商する遊撃的農家をしております。

本ページでは紀州南高梅の青梅を扱ってます。
青梅でも完熟手前の鶯色のものなので、梅酒や梅シロップ、そして梅干しにも使えます。
もちろん、しばらく置いて追熟して黄色になってから梅干しにしてもよいですし、ジャムまたは甘露煮もできます。
かき氷やヨーグルトにかけてもよし、漬ければ長期保存ができるのが梅のいいところです。 備えにもおすすめです。
梅の食のDIYの幅広さは特筆すべきものがあります。ざっと思い浮かべるだけでも、これだけつくれます。

甘みのあるもの

塩気のあるもの


甘いものなら梅シロップ、塩気のあるものはだいたいのものが、一度完成すれば梅の防腐効果で長期保存が可能です。 梅干しは塩分濃度高めにすれば100年前でも食べられ、現存する日本最古のものはなんと製造1576年!

また梅酒は置けば置くほど味がまろやかになると言われております。飲みきらず財産として置いておくのを お勧めしたい!
最近は市販の梅酒も三年ものが出回るようになりました。

合言葉は

「未来を見据えて梅酒を育てる」

です。

弊農園の特長は、次の三つです。

一、粒が大きいこと。ススモほどではないが、それに近いです。
二、消毒回数が少ない。風通しがよく光合成も盛んになる剪定で、どうしても多湿時期の菌で樹が弱りそうな時だけ消毒します。
三、完熟間近で収穫。形が丸くなった完熟近くの梅を見極めて手で収穫しています。

以上の結果、果肉が多いので濃い梅酒が漬けられるのではないかと思います。
品種の南高梅は、和歌山でつくられた品種で、果実が大きく柔らかいのが特長です。

主に糸状菌のために消毒もしているのですが通常14回のところをだいたい4-6回程度に抑えています。
剪定して風通しよくすることで、病気になりにくくして消毒を減らしています。

消毒は樹木が健やかに育つ程度には対処していますが、過剰に見た目をきれいにするためには使いません。
なんやかんや、コストにもなるので樹の状態を見て減らせるときは減らします。

除草剤は使っていません。

雑草は土を耕すし肥料にもなりますので。

南高梅の収穫をするナリワイ伊藤
南高梅の収穫をするナリワイ伊藤

気まぐれに段ボールに絵が描かれていたりします。

私は主に6月の収穫を担当しています。
落ちる前に手でもぎ取ります。ちなみに落ちたのは梅干し製造に使われます。
落ちる前に採る家庭用梅干しの黄色の完熟梅もありますが、これは希少です。 梅酒、梅シロップの作り方は簡単です。
検索すると出ますが、瓶に砂糖やお酒と入れるだけ。

うっかり時間が経って完熟してしまった梅は砂糖で煮ると甘露煮になります。それもいいです。

─ 南高梅の収穫の様子 ─

梅雨のごとく時期になると、どんどん落ちてしまうので雨の中でも採ります。
そのあと、夜に選り分けてよいサイズ、形のを送るかんじです。
梅は傷みやすい果実なので採った日に送ります。 (なので選り分けるときに手袋する)

南高梅の収穫をするナリワイ伊藤
南高梅の収穫をするナリワイ伊藤

─ 自分のうちで南高梅を漬ける ─

梅酒つくりの醍醐味は、お酒や甘味料などの素材選び、と手作業です。
そして完成した後に飲める。食中・食前酒にもいいし、梅酒だけゆっくり飲むのもいいし、ソーダ割りにしても良いかと思います。
個人的には、梅シロップが子供も楽しめて、お酒で割れば梅酒のようにも使えて応用しやすいと思います。
しかも、最初に分量を間違えなければだいたいうまくいきます。 砂糖と酒と梅を瓶に入れておいておくだけ!

梅の瓶詰め
浸かった梅酒

─ 梅シロップと梅酒を楽しむ ─

できあがるのは漬けてから半年以降。
時間をかけて待つという機会が減ってきている昨今ですが、じっくり待つというのも気長さも優雅なものです。

梅酒だけじゃなく梅シロップもあります。氷砂糖に漬込んで10日ぐらいでできあがり。夏はソーダで割って飲むのがおすすめです。

南高梅(なんこううめ)は、果実が大きいため香りやコクがでやすい品種です。
その分、果肉が柔らかいため、手作業で収穫し選別します。

─ 梅ジャムかき氷と梅ジュース ─

梅ジャムかき氷
梅ジュース

ちなみに梅は梅雨の時期にどんどん落下します。 しかし、梅酒に使える青い梅は落ちる前に手で摘まないといけません。
そこで、助っ人としてわたくしイトウも収穫業に参戦しているわけです。

斜面を20キロの梅かごを持って歩くのは足腰が鍛えられてよい作業です。

作業の合間に梅ジュースを飲んだりするのですが、これがうまい!

─ 梅について… ─

農園があるのは和歌山県の南西部の日高川町。

私イトウはこの農園の季節限定農家です。収穫時や災害復旧時にも出動します。
同級生が後継ぎになった梅農園に参加しています。

最初は繁忙期にただ収穫を手伝っていたのですが、粒が大きく、梅シロップがうまくつくれました。
これはいい、と身近な方にお裾分けしたいと思い、
販売したところ「香りがよい」と好評を得ましたので毎年収穫と販売をしています。

店頭では梅は粒が小さい物も多い傾向です。
弊農園ではギリギリまで実らせながら梅も丸くなってきたものを選びながら収穫しています。
手間がかかりますが完熟に近く粒が大きくなるわけです。

単純ですが、ギリギリまで実らせて大きくすることで梅酒の味が濃くなります。
今年は200箱ぐらい確保できそうです。ご注文をお待ちしています。

【梅の使用量の目安】

─ 注文フォーム | ご注文はこちら ─

以下のフォームをご記入の上、
注文送信ボタンをクリックしてください。お支払い情報は注文時の自動返信メールに記載しています。Paypal(クレジット決済可)もしくは銀行振込になります。梅の到着後3日後までがお支払い締め切りです。

ナリワイ遊撃農家の紀州南高梅の注文フォーム

毎年6月上中旬が最盛期です。
手で選定してお送りしております。

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─ ナリワイ遊撃農家イトウ農園 | 伊藤洋志 ─
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